自分の話したいことが相手に伝わらないことはありませんか?
誰かに、何を言いたいのか分からないと言われたことはありませんか?
また、話している時に自分が何を言っているのか分からなくなる状況になったことはありませんか?
上に挙げたことが起きている人は、自分の考えの組み立て方や、伝え方を知らないのだと思います。
それでは、相手に分かりやすく伝えるためには、どうすればよいのかを見ていきましょう!!
相手に分かりやすく伝えるために
ポイント
- 論理的に話の繋がりを考える(左脳を納得させる)
- 相手がイメージしやすいように工夫する(右脳を納得させる)
とりあえずはこの2つを意識しましょう。
それでは具体的に解説していきます。
論理的に話の繋がりを考える(左脳を納得させる)
論理的に話しの繋がりを考えるというのは、結論と根拠のつながりを考えるということです。
その中で、まず考えることは結論です。
自分が相手にしてほしいことや、伝えたいことを考えます。
なぜかというと、自分の頭の中では相手に伝えたいことが決まっていても、相手の頭の中には何の情報もありません。
結論から話さないと、相手に伝えたいことが正しく伝わらなかったり、相手の頭の中が?????になるからです。
結論から話せ!といった情報を聞いたことがあると思います。
まさにそれです。まずは、結論から考え、結論から話しましょう。
次に、結論を言うための根拠を考えます。
結論を証明するだけの根拠を考えるのですが、この本では、根拠はできる限り3つ挙げるようにと言っています。
人は3という数字を好むと言われています(3種の神器、縦・横・高さ等)。
なので、3つがちょうどいい根拠の数となります。場合によって、根拠の数は変えていきましょう。
例えば、吉野家(牛丼屋さん)が好きなことを相手に伝えるときは、
私は吉野家が好きです。理由は3つあります。美味しいし、安いし、長時間待たずに食べることができるからです。
と、このように伝えましょう。
相手がイメージしやすいように工夫する(右脳を納得させる)
相手がイメージしやすいように工夫するというのは、具体例を使ったり、絵や図を用いて相手に説明するということです。
具体例(図や絵)を使うことで、相手の頭の中に伝えたいことのイメージを植え付けます。(右脳に働きかける)
なぜ、具体例(図や絵)を使うかというと、人は具体的にイメージできるものや、理解できることがあると行動に移しやすくなるからです。
例えば、「人に善い行いをするように」と言われるのと、
「電車でお年寄りを見かけたら、席を譲るように」と言われるのと、
どちらが行動しやすいかということを考えれば分かると思います。
善い行いをすることは正しいと分かっていても、表現が抽象的過ぎて何をしたら良いのか分からないと思う人が出てきます。
なので、論理的かつ、聞き手が想像しやすいように具体例(図や絵)を用いて話をしていきましょう。
例として、結論の「吉野家が好き」という、根拠である「安い」の具体例を考えるとすると、「なかなか500円以下で食べれる店はない」ということが考えられます。
このように、根拠に説得力をもたせるための具体例を考えましょう。
まとめ
以上のことから、結論、根拠、具体例(図や絵)を使って話をしていく方法をお伝えしました。
このように結論をピラミッドの頂点として、結論を支える根拠、根拠を支える具体例を考えて、話をしていきましょう。
今回参考にした本です。